日モンゴル首脳会談、空港拡張支援で正式合意 円借款も決定
日モンゴル首脳会談、空港拡張支援で正式合意

高市早苗首相は29日、来日中のモンゴルのオチラル首相と首相官邸で初会談した。両政府はモンゴル唯一の国際空港「チンギス・ハーン国際空港」の拡張を支援することで正式合意し、円借款を決めた。中国とロシアに挟まれながら、日本や米国を「第三の隣国」と位置づけるモンゴルとの関係強化を図る。

首脳会談で協力関係を確認

高市首相は会談で「平和と繁栄のために協力関係をますます強めていきたい」と強調。オチラル首相も「日本との友好および協力をいっそう進化・発展させることは、モンゴルの外交政策における最重要課題の一つだ」と応じた。

「第三の隣国」外交と空港拡張の狙い

内陸国のモンゴルは1990年の民主化以降、中ロだけでなく、日米などを「第三の隣国」として重視し、バランスをとる外交政策をとる。国際空港の拡張は、日米との連結性を高めることにつながり、モンゴルの自律性と強靱(きょうじん)性を高める狙いがある。3日にモンゴルを訪問した茂木敏充外相が、バトツェツェグ外相との会談で実質合意していた。

エネルギー分野での協力も

また、モンゴルはエネルギー分野でも日本との協力を進める方針だ。