核のごみ調査、常陸大宮市長「懸念ほぼ解消」 経産相面会後に判断表明へ
核のごみ調査、常陸大宮市長「懸念ほぼ解消」 経産相面会後に判断表明へ

茨城県常陸大宮市の鈴木定幸市長は29日、都内で赤沢亮正経済産業相と面会し、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の文献調査実施に伴う懸念などを伝えた。面会後、鈴木市長は懸念は「ほぼ解消されたと思う」と述べ、近く記者会見で判断の結果を表明する考えを示した。

経産相の回答に「想像以上に丁寧」

面会後の報道陣とのやりとりで、鈴木市長は経産相の回答について「想像以上に丁寧に詳細に回答していただいた。想定していた中でもいい回答だった。こちらが抱いていた懸念は、ほぼ解消されたと思う」と評価した。

判断時期については「まずは今晩寝て、一晩か二晩か分からないが、(自分の)考えが変わらなければ、おそらく市役所内で記者会見をして発表すると思う。重要な問題ですから、慎重には慎重を期したい」と述べた。

市民への説明は「受け入れ判断なら懇切丁寧に」

判断を表明する前に市民に説明の場を設ける考えについては「今回、あらかたの市民や議会のご意見を集約した上での大臣との面談だった。(現段階で)市民への説明はなくていいと思う。もし、文献調査を受け入れる判断となった場合は、市民には懇切丁寧に、詳細に説明をして参りたい」と語った。

また、第三者的な専門家の意見を聞く機会を求めていたことについては「議会にも調査受け入れに賛成、反対双方の考えがある。これまで受けた説明は経産省とNUMO(原子力発電環境整備機構)、いわばどちらも推進派の方々。いわゆる反対派というと、またちょっと思想的になりすぎても困るんですけど、より客観的な立場の専門家の方を招いて、お話を聞く機会を市民に対して広く設けられないかと考えている」と述べた。