欧州議員50人、FIFA会長の倫理違反を告発
欧州議会の議員50人が、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会に対し、ドナルド・トランプ米大統領に「FIFA平和賞」を授与したことについて、ジャンニ・インファンティーノ会長の調査を正式に要請した。この動きは、FIFAの政治的中立義務に違反する可能性があるとして、人権団体からも批判が上がっている。
授与の経緯と批判の背景
トランプ氏への平和賞授与は、2025年12月5日に米首都ワシントンで行われた2026年サッカーW杯北中米大会の組み合わせ抽選会で実施された。インファンティーノ会長自らがトランプ氏に賞を手渡した。しかし、この行為はFIFAの倫理規定に反する可能性があると指摘されている。FIFAは政治的中立を原則としており、特定の政治指導者への顕彰はその原則を損なう恐れがある。
人権団体も苦情を申し立て
人権団体も既にFIFAに対し、この授与が政治的中立義務違反に当たるとの苦情を申し立てている。トランプ氏は過去に移民政策や国際協定からの離脱などで物議を醸しており、平和賞の授与に疑問の声が上がっていた。
FIFAの対応は未定
FIFA倫理委員会は調査要請を受け取ったものの、現時点で具体的な対応は明らかにしていない。インファンティーノ会長はこれまで、この授与について「サッカーを通じた平和への貢献を称えるもの」と説明している。しかし、欧州議員らは「FIFAの信頼性を損なう行為だ」と批判を強めている。



