兵庫県丹波篠山市の酒井隆明市長(71)は10日、記者会見を開き、次期市長選(来年2月7日告示、14日投開票)に立候補しない意向を明らかにした。2007年に初当選し、現在5期目。「20年を区切りにすることを考えていた。若い世代にかじ取りを任せたい」と述べた。
市名変更や財政再建に注力
酒井氏は市出身で、中央大を卒業後、弁護士や県議を経て、市長になった。住民投票を実施したうえで篠山市から丹波篠山市に市名を変更し、農産物などの丹波篠山ブランドの推進に注力してきた。
市長就任前の下水道や図書館などの施設整備で財政が悪化していたが、「篠山再生計画」を作成。職員の給与や補助金のカット、各種事業の見直しなど100項目以上に及ぶ改善策で財政再建に取り組んだ。
「よい形で次の市長に引き継げるように」
酒井氏は「職員や市民に苦労をかけたが、財政再建に一定のめどがついた。よい形で次の市長に引き継げるようにしたい」と語った。



