炭鉱閉山で人口減の福岡・大任町、IR誘致構想を住民説明会で表明
炭鉱閉山の大任町、IR誘致構想を住民説明会で表明

福岡県大任町は9月30日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致構想をまとめ、町内で初めて大規模な住民説明会を開いた。町によると、1千人近くの住民らが来場した。

住民からは期待と懸念の声

説明会では、地域振興の面から実現に期待する声が相次ぐ一方、ギャンブル依存症対策や交通量が増えることへの対策を求める意見も出た。

IRをめぐる国の状況

IRは民間事業者が建設・運営する大型複合施設で、一部にカジノが含まれる。全国で最大3カ所につくられる予定だが、国がこれまでに整備計画を認定したのは大阪府・市のみ。長崎県は佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の敷地内に誘致を目指したが、資金調達の確実性が不十分として認定されなかった。

炭鉱閉山による人口減少と町の決意

筑豊炭田の一翼を担った大任町は、炭鉱閉山の影響で、ピーク時に1万1千人以上いた人口が現在は5千人を割り込み、半分以下に落ち込んでいる。町はプロジェクトチームをつくって構想を練り、9月に入って公聴会を重ね、町議会は全会一致で誘致推進を決議した。永原譲二町長(73)はこの日の説明会で、田川市郡の振興の起爆剤となる「起死回生の一手」と強調した。

町は具体的な候補地を明らかにしていない。