福岡県議会の蔵内議長が議員辞職を表明「批判は批判で受け入れる」
福岡県議会の蔵内議長が議員辞職を表明

金銭授受疑惑などに揺れる福岡県議会の蔵内勇夫議長(72)=自民党=が25日、朝日新聞の取材に、議員辞職する考えを改めて明らかにした。蔵内氏によると、すでに辞職願を議事会事務局に出しており、25日夕にも副議長が許可する見通し。

辞職の理由と背景

蔵内氏は、県議会が目指している政治倫理条例の9月議会での制定について「議会改革の最後の課題だったが道筋がついた」と説明。「自民党県議団の友人たちと話をする中で、議長と同時に県議会議員も辞職した方がいいだろうと判断した」と話した。

一連の問題をめぐり、県民から批判が出ている点には、「批判は第三者委員会の調査もあって全面的に協力して明らかにしたい。批判は批判で受け入れる」と述べた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

これまでの経緯

蔵内氏をめぐっては、24日に議会事務局を通じてコメントを発表。25日に東京都内で開催される「女性議員研究交流大会」に出席後に議員辞職するとしていた。

県議会では、吉松源昭議員が7月、2020年6月の議長就任前に当時所属していた自民県議団の幹部らから総額約2千万円を要求され、支払ったことを証言。「カツアゲ(恐喝)された」と訴えた。蔵内氏らは疑惑を否定している。

経歴と今後の見通し

蔵内氏は、「県議会を混乱させた責任を取る」として議長の辞任を表明していたが、議員辞職は否定していた。

蔵内氏は筑後市選出で現在10期目。自民党県議団に所属し、01~02年に議長を務め、25年4月に2度目の議長に就任した。県議会の「ドン」と呼ばれ、全国都道府県議会議長会会長や、日本人初となる世界獣医師会長にも就いている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ