相模女子大学(相模原市南区)は、昨年解体された相模原市登録有形文化財「旧陸軍通信学校将校集会所」の跡地に建設中の新棟について、名称の公募を開始した。新棟は地域社会に開かれた複合型コミュニティースペースとして整備されており、一般の人々が自由に出入りできる設計となっている。
旧集会所の歴史と新棟の概要
戦後、旧陸軍通信学校の跡地に、都内から帝国女子専門学校(相模女子大の前身)が移転。集会所は同大で「茜館」と呼ばれ、本部棟や生涯学習の場として長年使用されてきたが、老朽化が進み、2025年10月までに解体された。
新棟は、敷地面積17万3088平方メートル、延べ床面積1490平方メートルの鉄骨一部鉄筋コンクリート造平屋建て。敷地に沿った壁や柵を設けず、一般の人が自由に出入りできるようにする点が特徴だ。
地域に開かれた施設内容
新棟内には、コミュニティーカフェやコワーキングスペース(いずれも有料)、イベントスペースなどが設けられ、外部の人も年中無休で利用可能。旧茜館周辺にあったクロマツやイチョウが天井材や天板の部材として活用されるほか、新棟周辺の舗装面には茜館の屋根瓦の一部が使用されるなど、歴史的要素を継承する工夫が施されている。
同大は「多様な人々が交流し、新たな学びや活動が生まれる共創の架け橋となることを目指したい」としている。
名称公募の詳細
新棟の名称は全国から公募する。応募は大学公式ホームページ内の特設ページから受け付け、募集期間は8月2日まで。応募資格は特に制限なく、誰でも応募可能。



