簗氏、地元で「予算確保」アピールに執着 SNSで「現場シリーズ」投稿も
簗氏、地元で「予算確保」アピールに執着 SNSで「現場シリーズ」投稿も

農林水産相を辞任した簗和生氏の地元、衆院栃木3区を含む栃木県大田原市郊外には、きれいに区画整理された農地が広がる。その近くのフェンスには、簗氏のポスターが貼られていた。

この農地で稲作をする男性(25)は、ポンプでくみ上げた地下水をパイプラインで運び、田んぼに水を引く仕組みについて「用水路の掃除が不要な画期的な施設だよ」と誇った。この施設の整備事業は、簗氏が初当選した2012年以前に始まり、3期目途中まで続いたという。

「国とのパイプで実現」と強調

男性によると、出席した会合で簗氏は「国とのパイプで実現した」と語っていたという。また、男性が昨年、簗氏に電話で「肥料や資材の高騰で、今の補助金だけでは若手の離農が進む」と訴えた時は「要望として伝えます」と答えてくれた。男性は「地元のために働いている」という印象を持っている。

中央省庁に地元の実情を伝えるのは国会議員の仕事の一つであり、特に与党議員が地元で「予算を取った」とアピールするのもよく見る光景だ。簗氏はその点への執着が特に強かったようだ。

「箇所付け現場シリーズ」と題した投稿

5回目の当選を果たした衆院選から2カ月後の2024年12月、支持者の会合で簗氏は「道路、都市事業、水道関係、河川関係を皆さんからご要望頂いて、予算の箇所付けを国土交通省にやらせます」などとあいさつ。農業関係の予算も確保したなどと語った後で、支持拡大のために「簗和生がいなくなると大変なことになるよと。(有権者に)そう思ってもらわなければいけない」とも語った。

簗氏のフェイスブックでは、「やな和生が箇所付けした現場シリーズ」と題して選挙区内の事業を紹介する投稿も繰り返された。