イスタンブールで80年ぶりの豪雨、洪水で3人死亡 5人不明
イスタンブールで80年ぶり豪雨、洪水で3人死亡 5人不明

トルコの最大都市イスタンブールでは、当局が少なくとも過去80年で最も激しいとする豪雨による洪水からの復旧作業が進められている。これまでに3人が死亡し、5人が行方不明となっている。

記録的な降水量と被害の状況

雨は14日朝から本格的に降り始め、日中にかけて勢いを増した。鉄砲水が発生し、各地で混乱が生じ、車が濁流に押し流される映像も撮影された。

イスタンブールのダブド・ギュル知事は「1942年の観測開始以来、最多の降水量となっている」と述べた。知事室の声明によると、欧州側のカギタネ地区の公園近くで男性の遺体が見つかり、洪水による死者は3人となった。

死亡事故の詳細と復旧作業

当局によると、バラット地区では14歳の少年が水たまりに足を踏み入れた際に感電して死亡した。また、DHA通信社によると、アジア側のベイコズ地区では、学校の建設現場で排水作業をしていた男性が井戸に転落し死亡した。この男性の死亡については、当局の確認はまだ得られていない。

AFPカメラマンによると、15日には市の作業員や消防隊員が学校やサッカー場、車庫などで復旧作業に当たり、浸水した場所から水をくみ出したり、泥を取り除いたりしていた。

住民への呼びかけと今後の見通し

ギュル知事は市内全域の学校を19日まで休校にすると発表し、住民に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。また、地下の住居で暮らす住民には「より安全な上階で夜を過ごす」よう勧告した。

トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)は、豪雨被害の対策本部を設置した。14日夜までに、浸水被害1277件、地滑り15件、47人の孤立が報告され、建物2棟で屋根が吹き飛ばされた。大雨は週末も続く見込みだ。