自衛隊と米軍が全国各地で実施する日米共同統合演習「キーン・ソード27」が19日午前、始まった。反撃能力を持つ長射程のスタンド・オフ・ミサイル「25式地対艦誘導弾」が陸自健軍駐屯地(熊本市)に配備後、初めて演習に使われる。
米海兵隊の最新装備を日本最西端で初展開
離島防衛を目的とする米海兵隊の最新装備を日本最西端の沖縄県与那国町で初めて展開する。台湾有事などを念頭に連携を強化し、抑止力と対処力の向上を図る狙いだ。演習は29日まで。
過去最大規模、約5万7000人が参加
自衛隊と米軍から計約5万7000人が参加し、過去最大規模となる。一部の演習には、日米以外に豪州やドイツなど7か国の軍隊が加わる。25式地対艦誘導弾は陸自大野原演習場(長崎、佐賀県)に運び、標的を定める手順を確認する非実射の訓練を行う。
ネメシスとマディスを沖縄県に展開
米海兵隊は、第12海兵沿岸連隊(沖縄県)に6月に配備された無人式地対艦ミサイルシステム「ネメシス」と防空統合システム「マディス」を沖縄県の与那国町や石垣市に展開し、日米共同調整所の開設・運営訓練を実施する。
石垣市の陸自石垣駐屯地では19日午前、訓練開始式が始まった。報道陣への公開を検討していたが非公開とした。沖縄県では4日、米海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された。事件を受け、防衛省は米兵の外出を必要最低限とするよう米側に申し入れている。