広島県呉市で、無人機の製造や火薬庫の設置を含む複合防衛拠点の計画が進んでいる。かつて軍都だった呉と広島は空襲や原爆投下を受け、多くの人が犠牲になった。被爆者や政治家、住民らはこの計画をどう受け止めているのか。
被爆者団体の理事長が反対の意向
広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の佐久間邦彦理事長は「撤回を求めたい」と反対する。「防衛と言っても、外から見れば攻撃用の基地と見られる。非常に危険だ」と述べた。
もう一つの県被団協の原田浩理事長は「私たちの考え方の前提にあるのは戦争をなくすこと。戦争を予防する平和拠点として本当に機能するのだろうか」と話した。
地元議員への文書質問と回答
呉が地元の衆院議員3人と、公党の代表経験がある広島の衆院議員2人にも複合防衛拠点計画への賛否などを文書で尋ねた。5人の衆院議員らの回答は…「差し控える」との返事もあった。
呉が地元の自民の新谷正義衆院議員は回答を差し控えた。



