中国の習近平国家主席は米東部時間23日夕方(日本時間24日午前)、ワシントン近郊の空港に到着し、国賓としての米国訪問を開始した。トランプ米大統領が空港で出迎え、歓迎式典を開催した。24日に首脳会談を実施し、同日夜に夕食会、25日には茶会を催す。米中閣僚が20日に続いて23日も会談し、詰めの調整を進めた。
「まれに見るハイランクの厚遇」
習氏の訪米は約3年ぶり。アンドルーズ空軍基地に特別機から降りた習氏を、トランプ氏が自ら迎えた。トランプ氏の5月の訪中では、中国の韓正・国家副主席が北京の空港で出迎えた。香港メディアは、米側の習氏への待遇について「まれに見るハイランクの厚遇」と強調している。
習氏の訪米には、彭麗媛夫人のほか、中国共産党序列5位で最高指導部メンバーの蔡奇・党政治局常務委員と、王毅外相らが同行した。
24日の首脳会談はホワイトハウスで
24日の首脳会談はホワイトハウスで行う。習氏がホワイトハウスを訪問するのは約11年ぶりとなる。
閣僚は首脳対話へ最終的な準備
一方、ベセント米財務長官と中国の何立峰(かりつほう)副首相が23日、ワシントンで再協議した。両閣僚は20日にニューヨークで会談していた。24日の首脳間の対話に向けた最終的な準備とみられる。
ベセント氏は23日の会談終了後、11月が期限となる貿易戦争の「休戦」合意を延長する案か、中国側が20日に提示してきた「より大規模な合意」案の「どちらでも構わない」と述べた。具体的な内容は不明。ベセント氏は記者団に対し、「米国民に最善のことをする」と語った。
米中両政府は昨年10月の韓国・釜山での首脳会談で、高関税や輸出規制の新規発動を1年間、保留する「休戦」に合意していた。習氏は25日までワシントンに滞在する。米ニューヨークの国連本部で行われている国連総会には立ち寄らず、一般討論演説は韓正氏が行う。



