サウジアラビアが主導する連合軍は19日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が同日未明、首都リヤドに向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表した。これに先立ち、リヤドにある国際空港の近くでは火災が発生していた。
空港近くの燃料貯蔵施設で消火活動
AFPの記者は、キング・ハリド国際空港近くの燃料貯蔵施設で、消防士がサウジの石油大手サウジアラムコのロゴが入った燃料タンクの消火活動に当たったのを確認した。また、AFPがファクトチェックを行ったオンライン上の動画には、空港施設の上に黒煙が立ち上る様子が映っていた。
連合軍が迎撃を発表、フーシ派は報復を主張
サウジが主導する連合軍のトゥルキ・アルマリキ報道官はX(旧ツイッター)に、「サウジ空軍は19日未明、フーシ派テロ民兵がリヤド市に向けて発射した弾道ミサイル1発を迎撃し破壊した」と投稿した。
アルマルキ氏はまた、フーシ派が「ビシャ、タイフ、ファラサン、ヤンブーの民間人および民間インフラを標的にしようとした」とし、これらの攻撃は「防空システムによって阻止された」と付け加えた。
フーシ派が声明、サウジ側は聖地攻撃を非難
一方、フーシ派のヤヒヤ・サリエ報道官はテレグラムでの声明で、サウジによる最近の攻撃への報復として「多数の弾道ミサイル、巡航ミサイル、ドローンを使用した二つの軍事作戦を成功させた」と発表した。「一つ目はサウジの首都リヤドの主要施設を標的にし、二つ目はヤンブーのアラムコ施設を標的にした」としている。
今回の事態を前にサウジは17日、フーシ派がイスラム教の聖地メッカを標的にしたと非難し、毎年数百万人の巡礼者を迎える聖地への「卑劣なテロ攻撃」だと断じていた。フーシ派はこれを「使い古された嘘」と強く否定している。
フーシ派によると、今月に入り紅海沿岸部全域を掌握し、要衝であるバベルマンデブ海峡を支配下に置く攻勢に出て以降、サウジからは連日、多数の報復攻撃が行われているという。



