米国とキリスト教の関係は? 新使徒運動台頭が映すもの
米国とキリスト教の関係は? 新使徒運動台頭が映すもの

トランプ政権と密接に結びつき、米国社会に根を下ろしつつあるキリスト教国家主義とは何か。そもそも、米国社会において宗教とはどのような意味を持つのか。影響力を強めている新使徒運動(NAR)などアメリカ宗教の近年の動きについて、立教大学の加藤喜之教授(宗教学)の見方を詳しく紹介する。

米国の宗教と政治の関係

英国王の宗教政策に反対する、プロテスタントの一派のピューリタン(清教徒)らが北米東岸に植民地をつくったように、建国前からキリスト教の影響は強かった。ただ、独立宣言を起草したジェファーソンらの理念を踏まえ、米憲法は修正第1条で「宗教の自由な実践の保障」と「国教樹立の禁止」を定め、政教分離をかかげた。

政教分離の概念とキリスト教の現状

政教分離とは、キリスト教を含む信教の自由を守るためにこそ、国家が特定の宗教に肩入れするのは避けなければならない、という概念だ。米憲法を通じ、他の近代立憲民主主義国にも強い影響をおよぼした。

米国におけるキリスト教の現状については、ピュー・リサーチセンターの調査などが参考になる。詳細は有料記事で。