ノーベル平和賞受賞が決まったナバネセム・ピレイ氏は12日、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)本部を訪問し、赤根智子所長らと面会した。米トランプ政権の制裁で苦境にある赤根氏らを激励した。
ピレイ氏がICCの役割を称賛
ピレイ氏は「『犯罪が処罰されない世界』になることを防いでいるのは、(ICC関係者の)思いやりと勇気だ」と語り、ICCの役割をたたえた。赤根氏はピレイ氏の受賞決定を祝福し、「国際司法が恒久的な平和の構築に極めて重要な役割を果たしていると認めたものだ」と強調した。
米制裁を「完全に違法で残酷」と批判
ピレイ氏は12日、ハーグでAP通信のインタビューに応じ、米国の制裁について「完全に違法で残酷だ」と批判した。「国家の指導者は、国際法を尊重するという原則をはっきりと打ち出す責任がある」と訴えた。
ピレイ氏の経歴
ピレイ氏は南アフリカ出身の法律家で、2003~08年にICC判事を務めた。