ウクライナ軍、負傷兵を大型無人機で初救出…地雷多く陸路困難
ウクライナ軍、負傷兵を大型無人機で初救出…地雷多く陸路困難

ウクライナ陸軍は19日、ロシア軍との戦闘が続く前線地帯から負傷した兵士1人を無人機でつり上げ、救出したと発表した。負傷者の搬送に無人車両を導入してきたが、無人機を使った空路での救出作戦は初めてとしている。

地雷で陸路の救出困難と判断

陸軍は今回、現場一帯に地雷が多数設置されていることなどから、陸路での救出は困難と判断した。ウクライナの軍事専門メディア「オボロンカ」によると、北東部の前線地帯から15キロ以上離れた施設に兵士を搬送したとみられる。

軍は最大積載量130キロ・グラムの大型無人機を改良するなどし、約6か月かけて作戦を準備していたという。

動画で救出方法を公開

陸軍は19日、遠隔操作で着陸した無人機に兵士が自ら体を固定した後、浮上する様子を映した動画をSNSで公開した。安全装置の使い方などを伝える動画を収めた携帯電話を無人機で兵士に届け、救出方法を説明。飛行中の攻撃を防ぐため、おとりの無人機も複数飛ばしたという。

前線地帯では、露軍に進路を絶たれ、無人車両が近づけないケースもあるという。ウクライナ陸軍は「救出の新たな段階だ」と強調し、無人機による空路搬送の導入も本格的に検討する考えを示した。