ネパールを8月に襲った大規模な土石流で、中国国境に近い北部ラスワ郡は甚大な被害を受けた。発災から約1カ月が経過する中、日本の公益社団法人「シャンティ国際ボランティア会(SVA)」が現地に入り、被災者支援に当たっている。
国内外69団体が支援活動
ネパール政府によると、被災地で支援活動を展開したNGOは9月8日時点で国内外69団体に上る。日本の国際NGOも複数含まれており、SVAもその一つだ。
SVAは発災の約2週間後、ラスワ郡の被災地にスタッフを派遣。集落を回って支援ニーズの把握に努めた。被害の大きい集落を抱える行政区のトップとの面会では、行政区のトップ自身が多くの親族を亡くし、疲弊した様子だったという。
「不得意」分野でもニーズに応える
被災地では、長期の避難を強いられている被災者が困難な状況を語った。支援活動では、NGOとして「不得意」とする分野でも、現地のニーズに応じた対応が求められている。
政府は当初、海外からの捜索活動部隊の受け入れを拒むなどの混乱があったが、多くの国・地域や国連機関、NGOなどが現地入りし、支援を続けている。