米国のトランプ大統領は10日、イランとの戦闘終結の最終合意に向けた協議を巡り、自身のSNSで「イランから協議継続の要請があり、同意した」と主張した。その上で「停戦は終わった」と改めて強調しており、協議の再開はイランの出方次第となりそうだ。
トランプ氏のSNS投稿と米国の要求
トランプ氏はSNSで、協議を継続する意向を示しつつ、イランに停戦が終了したことを「明確に伝えた」と説明し、再攻撃も辞さない構えを示した。米主要ニュースサイト・アクシオスは10日、米政府当局者の話として、米側がイランに対し、ホルムズ海峡を通航する船舶を攻撃しないと11日までに宣言するよう求めていると報じた。通航料を取らないことの表明も求めているという。
協議再開の可能性とイランの反応
アクシオスは、関係者の話として、米イランの協議が来週にもスイスで再開される可能性があるとも報じた。米国の要求へのイランの対応が、協議再開のカギになるとみられる。イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は10日、国営テレビで、イラン側が協議を要請したとの指摘を否定した。ただ、10日にイランを訪れた仲介国カタールの代表から米国との協議を要請され、「拒否しなかった」と明らかにした。一方で、米国が署名した覚書に「繰り返し違反している」と主張し、「約束を破ればイランも必要な措置を講じる」と強調した。
イランの優先課題と外交努力
イランにとって当面の優先課題は、米国との軍事的な緊張の緩和だ。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は10日、別の仲介国パキスタンのシャバズ・シャリフ首相と電話で会談し、「全当事者が合意を順守し、緊張を回避する必要がある」と述べた。シャリフ氏も外交面での協力を約束した。



