米主要ニュースサイトのアクシオスは21日、トランプ米大統領が先週末、イエメンの反政府勢力フーシへの攻撃を検討した後、見送る決断をしたと報じた。米当局者の話としている。対イラン軍事作戦が長期化するなか、戦線拡大を避ける狙いがあったとみられる。
サウジの要請と米中央軍の準備
報道によると、フーシの攻撃を受けたサウジアラビアが先週、米側にフーシへの攻撃を要請。中東を管轄する米中央軍のブラッド・クーパー司令官が空爆の選択肢を用意したが、トランプ氏は見送りを決めた。
決定のタイミングとフーシの活動
米紙ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏の決定は、米軍機に爆弾を搭載し、攻撃を始めようとしたタイミングだったという。フーシはサウジへの攻勢を強め、サウジ関係船舶を対象にした「海上封鎖」を行うなどして、石油輸出の妨害を続けている。
G7外相の共同声明
これに関連し、先進7か国(G7)の外相は21日、米ニューヨークで会談し、フーシの行動をエネルギー安保や航行の自由に対する「容認できない脅威」と非難する共同声明を発表した。声明では、フーシに対し、あらゆる軍事行動や民間船舶への攻撃の即時停止などを要求した。



