サウジ・トルコ・パキスタン、フーシ攻撃に集団防衛発動 部隊展開へ
サウジなど3カ国、フーシ攻撃に集団防衛発動 部隊展開へ

サウジアラビアとトルコ、パキスタンの3カ国は5日、リヤドで緊急会合を開き、8月に締結した共同防衛協定に基づく集団防衛措置の発動を決めた。サウジ領内に3カ国の部隊を展開させる方針を確認した。サウジとイエメンの親イラン武装組織フーシとの戦闘が激化するなか、サウジへの軍事支援を強化する。

フーシの攻撃激化と海上封鎖

イエメンでの内戦をめぐり、フーシは7月、敵対する暫定政権を支援するサウジに対して海上封鎖を宣言。9月の攻勢でイエメン西部の紅海沿岸一帯を制圧し、紅海とアラビア海を結ぶバブルマンデブ海峡を支配下においた。サウジの石油施設などへのミサイルやドローン(無人機)による攻撃を繰り返し、サウジ側も空爆で反撃している。

3カ国の共同声明と部隊展開

3カ国は5日の共同声明で、フーシによるサウジへの攻撃を強く非難し、「サウジの安全と領土の一体性に対するいかなる攻撃や脅威も断固として拒否する」と表明。集団防衛措置の一環として、各国の軍部隊をサウジ領内に迅速に展開することを決めた。

共同防衛協定は、いずれか1カ国が攻撃を受けた場合に、全締約国が集団的に対応することを定めているとみられる。今回の決定により、サウジ領内での3カ国軍の展開が進む見通しだ。