モスクワの共産党集会、参加者約60人を治安部隊が拘束 下院選不正訴え
モスクワの共産党集会、参加者約60人を治安部隊が拘束

独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ欧州」などによると、ロシアの首都モスクワで4日、ロシア下院の第2党・共産党が開いた集会で、9月の下院選で不正があったと訴えた参加者約60人が治安部隊に拘束された。

集会の目的と経緯

集会は、1993年に起きた政治危機での犠牲者を追悼する目的で開かれた。共産党が例年実施しており、当局も開催を許可していた。

しかし、街頭での集会中に参加者の一部が「公正な選挙を」などと叫び始めると、周囲で警戒していた治安部隊が同党支持者らを拘束し始めたという。

下院選を巡る動き

プーチン政権与党「統一ロシア」が圧勝した下院選を巡っては、独立系メディアが開票結果の改ざんなどを相次いで報じている。政権側は下院選の結果から、ウクライナ侵略の継続への「国民の支持」を演出しており、選挙結果を疑う動きが広がることに神経をとがらせている模様だ。

共産党は4日、モスクワの別の場所で、選挙の不正を訴える抗議集会の開催を当局に申請していたが、許可されなかったという。