教皇レオ14世、ユネスコで国際機関は「危機に直面」と訴え
教皇レオ14世、ユネスコで国際機関の危機訴える

ローマ教皇レオ14世は25日、パリに本部を置くユネスコ(国連教育科学文化機関)で演説し、国際機関が「危機に直面している」と訴えた。年末に予定される米国のユネスコ脱退を前に、多国間主義と国際協調の重要性を訴えた。

46年ぶりの教皇訪問

ローマ教皇として46年ぶりにユネスコ本部を訪れたレオ14世は、加盟国の代表らを前に、国際機関が国家単位では解決できない課題に取り組む役割を担っていると強調。一方、国際環境の変化などからその役割が「危機に直面している」とし、対話や相互理解が必要だと訴えた。

世界の指導者への懸念

また、レオ14世は名指しはしなかったものの、「自ら神のように振る舞い、人々を服従させようとする思い上がり」を非難し、法の支配を軽視する世界の指導者への懸念を示した。そのうえで、「強欲な新植民地主義、イデオロギーの押しつけ」に警鐘を鳴らした。

ユネスコをめぐっては、米国の脱退が年末に予定されている。