アフリカ北端のスペイン海外領土セウタに隣国モロッコから押し寄せた不法移民の推定6万人のほぼ全員が、1日までに退去した。当局が発表した。
推定6万人が数日間で流入
セウタのフアン・ヘスス・ビバス自治市大統領は記者団に対し、隣国モロッコからわずか数日間で推定6万人の移民がセウタに押し寄せたと明らかにした。スペインのフェルナンド・グランデ・マルラスカ・ゴメス内務相によれば、1日までにほぼ全員が退去した。
AFPの記者は、1日朝、スペイン軍の兵士や警察官が見守る中、若い移民たちがモロッコへの国境を越えて戻り続けているのを目撃した。セウタに入るため、その多くが地中海に突き出た小さな国境の防波堤を泳いで渡っていた。
死者67人、EUは4日にビデオ会議
マルラスカ・ゴメス氏が発表した最新データによると、少なくとも67人が死亡している。この突然の流入を受け、一部のEU加盟国は国境管理を強化している。
EUは、22か国が「極めて緊急な問題として」速やかで協調的な対応に合意し、「さらなる制御不能な国境越えを防ぐ」ための内相会議の開催を求める共同公開書簡を1日に提出したことを受け、4日にビデオ会議を開催すると発表した。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相はX(旧ツイッター)に、「連合の外郭国境を守ることは、単一の国家の利益ではない。それは欧州共通の責任だ」と投稿した。イタリアは1日付で、ビザなし移動を認めるスペインとのシェンゲン協定を1か月間停止すると発表している。



