17日午後の内閣改造で、日本維新の会から初めて閣僚が起用される。地域政党・大阪維新の会を母体として2012年に発足し、党勢の浮沈を繰り返しながら与党入りした維新は、今回閣僚ポストを射止めることになり、党内には期待が広がっている。
中司宏氏が内閣府特命担当相に就く見通し
内閣改造で維新からは前幹事長の中司宏衆院議員(大阪11区)が内閣府特命担当相に就く見通しだ。維新の美延映夫衆院議員(大阪4区)は17日、「与党入りも入閣も、1年前の野党時代には考えられなかった」と感慨深げに語った。
吉村代表の「閣外協力」から転換
吉村代表(大阪府知事)は昨年10月、自民との連立政権樹立時に高市氏から維新議員の入閣を求められたが、自民との信頼関係構築を優先するため「閣外協力」を選択した。吉村氏は16日、首相官邸で高市氏と会談した後の記者会見で「内閣でも責任を共有して政策、公約を前に進めていくという話をした」と述べた。
「副首都」指定への期待と疑問の声
結党メンバーは「閣内に入ることでより自民との関係が深くなり、維新の政策も進めていける」と解説する。維新議員の念頭にあるのは、副首都法に基づく大阪の「副首都」指定だ。
一方、割り振られる内閣府特命担当相を巡っては複雑な受け止めもある。府議は「何をしているかわからないポストで『閣内協力』に転じるのは疑問」と指摘した。府内の選挙で維新と対決してきた自民府連幹部は、維新議員の入閣に関し、「維新と連立を組んだ時点でこうなることは既定路線だ」と冷ややかに語った。



