パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスによるイスラエル越境攻撃から7日で3年が経過した。ハマスが民間人らを殺害したイスラエル南部の音楽祭会場では追悼式典が開かれ、涙ぐむ遺族の姿が見られた。
音楽祭会場で追悼、遺族がろうそくを灯す
ガザとの境界から数キロ離れたイスラエル南部のレイム近郊。3年前、音楽祭に参加していた民間人や警察官ら400人近くが殺害された。参加者が被害に遭った場所には多くの写真が飾られ、遺族らがろうそくを灯すなどして祈りを捧げた。
妹を失った男性の支援活動
エヤル・ゴランさん(37)の妹のシレルさんはハマスの攻撃を生き延びたが、事件のPTSDに苦しみ、2024年10月、22歳の誕生日に自ら命を絶った。エヤルさんは今年6月、心の傷を抱える遺族や兵士らを支援する取り組みを仲間と始めた。握ることでストレスを軽減するというボールを開発し、これまで6千個を配ったという。内側にはシレルさんの名前が記されている。
エヤルさんは「妹は誰に対しても助けを差し伸べた。そんな彼女の記憶が受け継がれてほしい」と話した。
ハマスは23年10月7日に越境攻撃を開始し、ガザではその後、大規模な戦闘が続いている。