イスラエルでは27日、国会にあたるクネセトの全120議席を選ぶ総選挙が行われる。2023年10月7日、イスラム組織ハマスによる奇襲を受けて以来、初めての国政選挙だ。ネタニヤフ首相が続投するのか、政権が交代するのか。「10月7日」後のイスラエルの針路を決める選挙となる。
選挙の仕組みと争点
有権者は政党に投票する。全120議席を政党が獲得した議席数に応じて配分し、過半数の61議席以上を獲得した政党が単独で政権を握るか、連立政権を形成する。
選挙では、奇襲を防げなかった責任と、その後の軍事対応が問われる。イスラエルは奇襲を受けた後、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を開始。戦火はレバノンやシリア、イエメンに広がり、イランとの直接戦闘にも発展した。
争点とパレスチナ問題への影響
主な争点は、ハマス奇襲の責任の所在、ガザでの軍事作戦の継続、人質解放問題などだ。各党がどのような立場を取るのかが焦点となる。
パレスチナ問題をめぐっては、選挙結果次第で和平交渉や入植活動の方針が変わる可能性がある。識者の間では、選挙でパレスチナ和平が争点にすらなっていないとの指摘もある。
イスラエル総選挙の結果は、中東情勢に大きな影響を与えるとみられる。