JTB総合研究所の山下真輝フェローは、訪日外国人観光客の増加が日本経済に与える影響について、観光関連消費のうち訪日客によるものは「輸出」として扱われ、旅行者が国内で支出するため輸送コストが伴わない点が特徴だと指摘する。
観光産業の経済貢献
昨年の訪日客消費は9.5兆円で、自動車の17.6兆円に次ぐ2位。コンビニなどにも幅広く及び、サービス産業全体の活性化にインパクトがある。一方、日本人の国内旅行者を含めた観光産業のGDP比率は約7%で、世界平均の10%には及ばない。スイスの非営利組織「世界経済フォーラム」は2024年、日本の観光競争力を米国、スペインに続く世界3位と評価しており、観光は伸びしろのある分野とみる。


