1945年8月6日朝、米軍が広島に原爆を落とした。街には、全身にやけどをし、焼けただれた皮膚を腕から垂らしたまま、両腕を前へ突き出して歩く人たちがあふれた。家族を捜す人、水を求める人、無言のまま歩き続ける人。被爆を体験した人たちはその光景を「地獄」と語っている。
一瞬の破壊だけではない
核兵器が非人道的と言われるのは、一瞬で多くの命を奪うからだけではない。生き延びた人の体や人生にも長く消えない傷を残すからだ。特に成長途中の子どもは大人より放射線の影響を受けやすいことがわかっている。
1945年に米軍が広島・長崎に落とした原子爆弾は、その年だけで約21万人の命を奪い、生き延びた人も放射線の影響で健康被害に苦しんできた。
放射線と子どもへの影響
核兵器は、人の体に何をするのか。放射線の影響は、爆発の瞬間で終わらない。被爆者は、その後も長年にわたって健康被害に苦しむことになる。



