欧州森林火災情報システム(EFFIS)によると、フランスでは今年、7月中旬までの森林火災による焼失面積が4万2000ヘクタールを超え、同時期として過去最悪となった。これはパリの面積の約4倍に相当し、すでに昨年1年間の総焼失面積を大幅に上回っている。なお、同国でこれまでに最も被害が大きかったのは2022年の6万6300ヘクタールだった。
7月前半の被害
7月の最初の2週間には、パリ近郊フォンテーヌブローの森のほか、南部地域、コルシカ島などでの森林火災により1万5000ヘクタール近くが焼失した。
欧州全体の状況
欧州では6月、記録的な猛暑によって深刻な干ばつが広い範囲で起きた。欧州全域の7月中旬時点での焼失面積は、20万ヘクタール弱で、過去最悪の年となった昨年の23万5000ヘクタールをわずかに下回っている。
気候変動の影響で深刻化する森林火災により、2025年は欧州全域で100万ヘクタール以上が焼失した。これはEFFISが2006年に記録を開始して以降で最悪の規模となった。



