米CBSテレビは25日、消息筋の話として、中央情報局(CIA)のラトクリフ長官が同日、ロシア側と協議するためモスクワを極秘訪問したと伝えた。ラトクリフ氏の訪露は初めてとみられる。
CBSが報じた背景と目的
CBSは背景として、プーチン露大統領が北大西洋条約機構(NATO)諸国への挑発行動を強めようとしているとの情報があるとした。ウクライナ和平を巡る動きも停滞している。
米著名ジャーナリストのワイス氏は同日、ラトクリフ氏の訪露は、欧州のNATO諸国に対する緊張を高めないようロシア側に警告するためだとする見方をSNS上で示した。
米露両政府の発表なし
CBSによると、米露両政府ともラトクリフ氏の訪露を発表していない。これに先立ち、複数の露メディアは、米軍のC17大型輸送機が25日午前にモスクワに到着したと報道。米高官が搭乗している可能性が指摘されていた。
露国営タス通信などによると、ラトクリフ氏を乗せたとみられる米軍用機は同日夜までにモスクワを離れ、バルト三国ラトビアに向かった。
ロシア側の対応
ペスコフ露大統領報道官は同日、米軍用機の到着に関する情報を「持ち合わせていない」と発言。露大統領府では米高官との協議は予定されていないとも説明した。



