中国国営の新華社通信は3日、中国共産党序列5位の蔡奇(ツァイチー)・政治局常務委員が、河北省の避暑地・北戴河で、恒例となっている専門家代表団への慰問を行ったと報じた。習近平(シーチンピン)国家主席ら党指導部メンバーや引退した元幹部が休暇で北戴河に集まり、非公式に重要課題を話し合う「北戴河会議」が始まることを示すとみられる。
来年の党大会に向けた議論か
5年に1度の党大会を来年秋に控え、党幹部人事などが議論される模様だ。同通信によると、蔡氏の慰問を受けたのは基礎研究や戦略的先端科学技術、重要な中核技術の分野、哲学・社会科学分野などの専門家。
中国は2026年からの政策方針「第15次5カ年計画」では人工知能(AI)やロボット産業の振興に注力する姿勢を打ち出しており、蔡氏は「より多くの新たな功績をあげることを期待する」と呼びかけた。
習氏の動静と警戒態勢
習氏は7月30日に党の中央政治局会議などに出席したことが伝えられた後、31日以降の動静が途絶えている。北戴河がある河北省秦皇島市がドローンや気球などの無許可の飛行を市全域で7~8月に禁じたほか、北戴河周辺の人の出入りには厳しい警戒態勢が敷かれている模様で、習氏や他の高官らが北戴河で2週間ほど休暇を過ごすとみられる。



