パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で16日、イスラエルによる攻撃からの避難民が身を寄せていた6階建てのビルが倒壊し、少なくとも21人が死亡した。まだ約100人が下敷きになったままとみられるという。ガザ当局が発表した。
10家族が暮らす、死者のうち12人は子ども
発表によると、このビルには、イスラエル軍の攻撃を受けて避難していた10家族が暮らしており、死者のうち12人が子どもだった。ビルの柱には、倒壊前から亀裂が入っていたという。
ビルは過去のイスラエル軍の攻撃で損傷していたといい、がれきの中の生存者の捜索活動が行われている。
重機不足で救助に支障、国際社会に支援要請
ガザ当局は、救助活動を行うためのブルドーザーなどの重機が不足しているとして、国際社会に支援を求めている。
AFP通信によると、ガザではイスラエル軍の攻撃により、多数の住民が損傷している建物で暮らしている。ガザ全体では、倒壊の危険があるビルが約2千棟に上るとガザ当局が説明しているという。
停戦後も復興進まず、死者7万3千人超
ガザをめぐっては2023年10月7日、ガザを拠点とするイスラム組織ハマスなどがイスラエルを奇襲し、市民ら約1200人を殺害した。これに対してイスラエル軍もガザへの軍事作戦を始め、ガザ保健省によると、ガザではこれまでに7万3千人超が死亡。多くの建物が被害を受けた。
昨年10月に米国の仲介で双方が合意して停戦したものの、復興は進んでいない。



