ウクライナは12日、ロシアによる全土への攻撃で少なくとも7人が死亡し、約60人が負傷したと発表した。ロシアは冬の到来を前に攻勢を強めている。
各地で被害、工場攻撃で従業員2人死亡
当局によると、南部ザポリージャ州と中部ジトーミル州でそれぞれ2人が死亡した。また、鉄鋼大手アルセロール・ミタルは、中部ドニプロペトロウシク州クリビーリフにある自社工場へのミサイル攻撃で従業員2人が死亡し、生産施設が被害を受けたと発表した。
ジトーミル州の犠牲者2人は、首都キーウの西約230キロに位置するズビアヘルで食料品店が攻撃を受けた際に死亡した。
首相が警備強化を呼びかけ、大統領は対応を批判
ウクライナのセルギイ・コレツキー首相は、ロシアがここ数日キーウ市内や高速道路沿いのガソリンスタンドへの攻撃を増加させているとして、警備の強化を呼びかけた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、オデーサ州オデーサの集合住宅がロシアの攻撃を受け、37人が負傷し、救助隊が行方不明の2人を捜索していると述べた。同州内チョルノモルスクでも11人が負傷したという。
ゼレンスキー氏は「一般市民があからさまにテロ攻撃の標的とされる中、世界の主要国の対応がロシアのエスカレーションのレベルに見合っていない」と批判した。
ウクライナ側も報復攻撃を強化
一方、ウクライナ側もロシア国内への報復攻撃を強めており、ゼレンスキー氏によると、ロシアのペルミ地方やサマラ州にある化学企業を攻撃したと述べた。



