北朝鮮の国営メディアは21日、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が20日に訪問先のモスクワでロシアのラブロフ外相と会談し、両国の包括的戦略パートナーシップ条約の履行状況や高官往来、多分野での協力計画について協議したと報じた。両外相は「討議された全ての問題で見解を一致させた」とし、両国の蜜月関係を鮮明に示した。
ロシアは北朝鮮への敵対行為に反対、北朝鮮はロシアの内外政策を支持
会談では、ロシア側が北朝鮮に対する「あらゆる敵対行為」に反対する立場を表明。一方、北朝鮮側もウクライナ侵攻を含むロシアの全ての内外政策を支持すると応じた。これにより、両国が国際社会における立場で完全に歩調を合わせていることが確認された。
両外相は、両国の首脳の友好関係と指導に基づき、国際情勢の変化に左右されずに関係を発展させる方針を再確認。高官級での協議を継続することで合意した。
ベラルーシとの関係強化も進む
北朝鮮はロシアの同盟国であるベラルーシとも関係強化を図っている。ベラルーシ共産党の代表団は13日から20日まで北朝鮮を訪問し、14日には朝鮮労働党と今後の協力に関する議定書に調印した。この動きは、北朝鮮がロシアとその周辺国との連携を深め、国際的な孤立に対抗しようとする戦略の一環とみられる。
今回の外相会談は、両国が昨年締結した包括的戦略パートナーシップ条約に基づくもので、軍事・経済・エネルギーなど幅広い分野での協力が進められている。北朝鮮はロシアからの食料やエネルギーの支援を受ける一方、ロシアは北朝鮮の兵器や労働力を活用しているとの見方が強い。



