ロシア大統領府の発表によると、プーチン大統領は19日、モスクワのクレムリンで北朝鮮の崔善姫外相と会談した。会談では、ロシアによるウクライナ侵略を巡る両国の連携や二国間関係の発展が確認された。また、金正恩朝鮮労働党総書記のロシア訪問についても議論された可能性がある。
会談の背景と狙い
中国の習近平国家主席が6月に北朝鮮を訪問するなど、中朝間の交流が活発化する中、北朝鮮はロシアとの関係も重視する姿勢を明確にすることで、中露という二つの大国との結束を米国にアピールする狙いがあるとみられる。崔外相の訪露は昨年10月以来とみられる。
プーチン氏の発言
インタファクス通信によると、プーチン氏は会談の冒頭で「両国の関係はあらゆる面で発展している」と評価。さらに、ウクライナ軍が越境攻撃を仕掛けたロシア西部クルスク州の奪還に北朝鮮が派兵したことに対し、改めて謝意を表明した。
崔外相の応答
一方、崔氏は「北朝鮮はウクライナにおける危機の根本原因を解消するためのロシアのあらゆる取り組みを支持する」と強調し、ロシアの立場への支持を改めて示した。
今後の展望
今回の会談を踏まえ、北朝鮮とロシアの協力関係はさらに深まる可能性がある。特に、金正恩氏の訪露が実現すれば、両国の結束を国際社会に強く印象付けることになる。米国や韓国は、こうした動きを警戒しているとみられる。



