ロシア軍、キーウに大規模攻撃で25人死亡 ゼレンスキー大統領「必ず報復」
ロシア軍キーウ攻撃25人死亡、ゼレンスキー氏報復宣言

ロシア軍は7月1日夜から2日未明にかけて、ウクライナの首都キーウに対して大規模な攻撃を実施し、少なくとも25人が死亡した。ウクライナ空軍によると、ロシア側は496機のドローンと弾道ミサイルを含む74発のミサイルを発射。ウクライナ軍はこれらの一部を迎撃したものの、複数の建物が被害を受けた。

地下鉄に5万2000人避難、人道支援物資も損失

防空壕として使用されているキーウの地下鉄には、約4500人の子どもを含む約5万2000人が避難した。ウクライナ赤十字社は、今回の攻撃で約200万ドル(約3億2000万円)相当の人道支援物資が失われたと発表している。ウクライナ非常事態庁は、少なくとも25人の死亡と複数の行方不明者を確認した。

ゼレンスキー大統領「必ず報復」、米国に防空システム要請

キーウのビタリ・クリチコ市長は、今回の攻撃を「敵による首都への最も大規模な攻撃」と非難した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は被害現場を視察し、「必ず報復する」と述べた。さらにSNSへの投稿で「ウクライナへの防空供給は絶対的かつ重要な優先事項だ」と強調し、米国に対してパトリオット防空ミサイルの製造ライセンス供与を求めた。

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米国は和平合意を模索、EUは新たな制裁提案

米政府関係者はAFPに対し、ドナルド・トランプ米大統領はウクライナでの「無意味な殺戮」を終わらせるための和平合意を望んでいると語った。欧州連合(EU)はロシアに対する新たな制裁を提案。国連のアントニオ・グテレス事務総長の報道官は、今回の攻撃を国際人道法上の明確な違反だと非難し、双方に停戦を改めて呼びかけた。

ウクライナ軍の対抗措置と米シンクタンクの推計

ウクライナ軍はロシアのインフラ施設への攻撃を継続しており、今回のロシア軍の空爆はその対抗措置とみられる。ロシア軍はさらなる攻撃を示唆している。米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は7月1日、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、両軍の死傷者の合計が約200万人を超えたとする推計を公表。ロシア軍の死傷者が約7割を占め、より多くの損失を被っているとしている。

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