イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は29日未明、米軍が駐留するヨルダンの基地を数発の弾道ミサイルで攻撃したと発表した。米軍が23日にイラン空爆を停止して以来、初の攻撃となった。米軍による反撃は伝えられていないが、双方の攻撃の応酬が再燃するとの懸念も出ている。
革命防衛隊の声明
革命防衛隊は声明で、「米軍の攻撃的行動に対する反応だ」と強調し、「我々の利益を害する行為が続く限り、抵抗する」と主張した。米軍はイランへの空爆停止後もイラン関連の船舶を対象に海上封鎖を続けており、イラン軍中央司令部は27日、対抗措置を取る方針を表明していた。
米軍の対応
これに対し、米中央軍は米東部時間28日、「イランのミサイルはすべて迎撃された」と発表した。被害の有無などの詳細については説明していない。
ホルムズ海峡での攻撃
革命防衛隊はヨルダンへの攻撃を発表後、イランが指定した航路を外れてホルムズ海峡の通過を試みたタンカー3隻を攻撃し、停船させたことも明らかにした。「米軍による干渉」を理由としており、海峡の管理権を放棄しない姿勢を改めて強調した。
米軍の海上展開
一方、米中央軍は28日、中東全域に20隻以上の米海軍艦船が展開していると発表した。海上封鎖に伴うイラン関連の船舶への対応とみられる活動の成果として、同日までに商船18隻を方向転換させたほか、2隻を航行不能とし、2隻に臨検を実施したとしている。



