イラン軍のモハンマド・アクラミニア報道官は26日、国営テレビのインタビューで、米軍による連日のイラン攻撃が中断したことを受け、イランも報復作戦を停止したと明らかにした。一方、米国が攻撃を再開すれば戦域を拡大すると警告した。
アクラミニア氏は「イランが戦略としていた報復作戦は、(米国と)同様に中断した」と述べた。28日に予定されるトランプ米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の会談に懸念を示し、「米国がイラン攻撃に固執すれば、戦域を拡大する」とけん制した。対イラン攻撃の継続を求めるイスラエル側の働きかけを警戒しているとみられる。
新たな戦域の警告
イランが新たな戦域として挙げたのは、アデン湾と紅海を結ぶバブルマンデブ海峡だ。同海峡は、イエメンの親イラン勢力フーシがサウジアラビア船舶を対象に「海上封鎖」を宣言した紅海の出入り口にあたる。イランはこれまでも新たな戦線として挙げており、改めて警告した形だ。
米軍司令官の進言
米主要ニュースサイト・アクシオスは26日、米中央軍のブラッド・クーパー司令官が、ホルムズ海峡周辺で続けてきた対イラン空爆の効果が限界に達したとして、ホワイトハウスや国防総省に作戦停止を進言したと報じた。トランプ氏が攻撃停止を決める一因になったという。
報道によると、クーパー氏は、海峡周辺での攻撃は目標をほぼ達成しており、さらなる標的を攻撃するには大規模な作戦の再開が必要だと指摘した。
米国、交渉の余地残す
米国のマイク・ウォルツ国連大使は26日、FOXニュースのインタビューで、トランプ氏は「協議の余地を残している」と述べ、イランや仲介国との交渉を進めていると明らかにした。ウォルツ氏は「この数日間、イランや仲介国の交渉担当者が、高官から実務者まであらゆるレベルで関与している」と語った。



