中国の習近平国家主席は24日夜、米ホワイトハウスで開かれた晩さん会でのあいさつで、「80年以上前、中米両国の人々は共に戦い、日本の軍国主義者の侵略に対抗した」と述べ、日本との戦争に触れながら米国との絆を強調した。
習氏はあいさつの中で「抗日戦争の期間中、中国軍は数十万もの生命を犠牲にして数百人の米国人パイロットを救った。この血と火の中で作られた友情は世代を超えて語り継がれていくことだろう」とも語った。
トランプ氏、第2次大戦の米中関係を「同盟国」と表現
これに先立って開かれた歓迎式典では、トランプ米大統領が第2次大戦当時の米中関係について「同盟国」と呼び、日本軍機を撃墜した米国義勇軍を称賛した。
当時の中国は蒋介石が率いた中華民国で、戦後に建国した中華人民共和国とは異なる。米大統領としては異例の表現となる。
対日批判を強める中国の主張に沿う発言
習政権は高市首相の台湾有事を巡る発言後、高市政権の安全保障政策を「新型軍国主義」と呼び、対日批判を強めている。トランプ氏の発言は、中国の主張するナラティブ(言説)に沿ったもので、中国を利する可能性がある。