トランプ米政権は8日、カナダ産の酒類や乳製品、バイクなどの一部の輸入を禁止すると発表した。カナダ政府が8日に米国からの輸入品に最大50%の関税を発動したことへの対抗措置となる。双方の報復が連鎖し、貿易戦争に発展しつつある。
9月29日に対象品目の輸入を禁止
トランプ米大統領が8日、発動に向けた布告に署名した。9月29日に発動する。
酒類では、カナダ産のビールやワイン、ウイスキーといった幅広い製品が含まれる。具体的な対象は、アルコール度数や価格、容量などに応じて細かく設定されている。他に、一部のホエー(乳清)製品や大型バイクなどが対象となる。
50%関税の対象品目も拡大
また、米政権は8日、カナダに対する50%関税の対象品目を拡大することも発表した。15日に発動し、アルミニウム製品や小型車両などを対象に加える。
米政権はカナダとの貿易交渉の決裂を受け、8月に1930年関税法(スムート・ホーリー法)の338条を根拠に、50%の追加関税を発動していた。
米政府高官は8日、今回の措置について記者団に「米国の生産を守り、世界でも数少ない、報復措置を取った国に対抗する」と説明した。



