中国・雲南省で続く干ばつ、農作物被害拡大と水不足深刻化
雲南省干ばつ、農作物被害と水不足深刻化

中国・雲南省で、記録的な干ばつが続いている。省政府によると、2026年7月19日時点で、全省の農作物被害面積は約120万ヘクタールに達し、経済損失は推定で約50億元(約1000億円)に上る見通しだ。

干ばつの状況と影響

雲南省気象局は、今年の雨季の降水量が平年の約40%にとどまり、過去60年で最も少ないと発表した。特に、省都・昆明市や大理市など主要都市では、給水制限が実施され、住民生活に影響が出ている。農業用水の確保が困難となり、米や野菜の生産量が前年比で30%以上減少する見込み。

雲南省政府の張国華・省長は、「干ばつは過去最長の期間続いており、早急な対策が必要だ」と述べ、緊急対策として、地下水のくみ上げや人工降雨の実施を指示した。

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政府の対策と今後の見通し

中国政府は、雲南省に対して緊急救援資金として10億元(約200億円)を拠出することを決定。また、農業用水の優先配分や、水不足地域への給水車派遣などの措置を取っている。専門家は、この干ばつがエルニーニョ現象の影響によるもので、今後も乾燥状態が続く可能性があると警告している。

一方、環境保護団体は、過剰な地下水のくみ上げが地盤沈下を引き起こす恐れがあると懸念を示している。雲南省は、長期的な水資源管理計画の策定を急いでいる。

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