ウクライナのブラシウク大統領顧問は29日、首都キーウで記者会見し、侵攻するロシア軍がウクライナ南部で多用している新型巡航ミサイルに外国製の部品が使用され、日本製品も含まれていたと明らかにした。「ロシアは外国製の部品を入手できなければ兵器を製造できない」と主張し、関係国に輸出管理強化を訴えた。
「S8000バンデロリ」と呼ばれるミサイル
ウクライナ政府が「S8000バンデロリ」と呼ぶミサイルで、ロシアの正式名称は不明。ロシア軍がウクライナ南部ミコライウ、オデーサ、ヘルソンの物流拠点や食料インフラに対して連日使用し、被害が出ている。
日本企業製の慣性モジュールを確認
ブラシウク氏によると、今回解析したミサイルは2025年製で、日本の企業が21年5月に製造した慣性モジュールが使われていた。部品には米国、中国、韓国、スイス、オーストラリアの製品も含まれていた。ウクライナ国防省関係者によると、ロシアは同ミサイルの試験運用を終え、量産態勢に入った。ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島の拠点や無人機から発射している。時速550~600キロで飛行するため、ウクライナの迎撃用無人機では対応できていないという。



