東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議でマニラを訪問中の茂木敏充外相は、ロシアのラブロフ外相と短時間、言葉を交わした。ロシアのウクライナ侵攻以降、日ロ外相の接触が明らかになるのは初めて。
対ロ制裁継続も対話模索
日本政府は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、G7(主要7カ国)など国際社会と協調して輸出入禁止や金融制裁などの対ロ制裁を続けている。ロシア側も日本を「非友好国」に指定し、外相間での対話は途絶えていた。
日ロ間での最後の外相会談は2021年9月で、この時も茂木氏とラブロフ氏が会談していた。両氏は「旧知の仲」(茂木氏)の関係でもあり、外務省幹部は今回の会議で接触する可能性を否定していなかった。
茂木外相「ロシアは隣国」
茂木氏は23日、記者団に「日ロ関係は厳しい状況にはあるが、ロシアは我が国の隣国だ。政府間の意思疎通や、文化交流、人的交流も含めて、2国間関係を適切にマネージ(管理)していくことが重要だ」と強調した。
日本政府は対ロ制裁を続ける一方、ロシアとの間で滞っていた経済分野での対話や民間交流を模索する動きも始めており、5月には経産省幹部らがモスクワを訪問している。



