高市早苗首相は23日、訪日している南太平洋の島国ソロモン諸島のワレ首相と初めて会談した。30億円の円借款を含めた開発協力や人的交流の促進で一致した。ワレ氏は従来の親中姿勢を転換したことで知られ、日本側は対中国を念頭に連携強化を図っている。
会談の内容
高市首相は会談冒頭、「自由、民主主義、法の支配、人権などの価値を共有しているソロモンとともに強く豊かになる協力を積み重ねたい」と語った。ワレ氏は、島嶼国が直面する課題に対処するため「日本にぜひ力を貸して欲しい」と呼びかけた。
背景
太平洋戦争の激戦地ガダルカナル島などからなるソロモン諸島は、最近まで太平洋の島嶼国の中でも親中派の代表格の一つとみられていた。2019年に台湾と断交し、中国との関係を強化していたが、ワレ首相の下で方針転換したとされる。



