韓国で兵役免除特例の見直し論再燃、金メダル選手の発言が波紋
韓国で兵役免除特例の見直し論再燃、金メダル選手の発言が波紋

徴兵制を採る韓国で、五輪やアジア大会のメダリストに兵役上の優遇措置を認める特例制度の見直し論が再燃している。きっかけは、愛知・名古屋アジア大会で優勝したサッカー男子代表の一部選手が、「兵役免除」を喜ぶ発言をして批判を浴びたことだ。前国防相が「制度を廃止すべきだ」と主張するなど、与野党を巻き込んだ議論に発展している。

1973年に導入された特例制度

韓国では男性に兵役義務があるが、五輪で3位以上、アジア大会で金メダルを獲得した選手は、基礎軍事訓練などで代替できる。この制度は、韓国が北朝鮮と激しい体制競争を繰り広げていた1973年、国威発揚を目的に導入された。

選手の発言が引き金に

論争の発端となったのは、3日のサッカー男子決勝で日本を破った韓国代表選手らの言動だった。主将のイ・ギヒョク選手が試合後、「兵役免除が(かかった)非常に重要な大会だった」「軍隊には行かない」と発言。除隊時にかぶる帽子姿の写真をSNSに投稿した選手もおり、SNS上では「兵役に就く若者への配慮が欠けている」といった批判が相次いだ。

不公平感と今後の行方

一部のスポーツ選手だけが恩恵を受けることへの「不公平」との指摘も出ている。選手らや韓国サッカー協会は…(この記事は有料記事です。残り406文字)