ウクライナ軍無人システム部隊のブロウディ司令官は、ロシア軍が現在、ミサイルを最大で77発同時に発射する能力を持ち、将来的に200発に増強する計画があるとして強い警戒感を示した。AP通信が10日に報じたインタビューで明らかにした。
迎撃ミサイル不足で被害拡大
ウクライナは米国製防空システム「パトリオット」用の迎撃ミサイルが不足し、ロシアの弾道ミサイル攻撃による被害が拡大している。司令官の発言には、欧米などに迎撃ミサイルの提供を含む防空支援の強化を訴える狙いもあるとみられる。
ロシア領内への長距離攻撃の重要性
ブロウディ氏はウクライナ軍の防空体制の脆弱さを挙げ、ロシアの弾道ミサイル生産施設を攻撃することが、飛来する弾道ミサイルの数を減らす唯一の方法だと指摘。ロシア領内の奥深くまで届く無人機やミサイルによる長距離攻撃能力が重要だと強調した。
ウクライナ国防省によると、ロシア軍は今年7月、ウクライナに対して弾道ミサイル195発を発射し、ウクライナ軍が迎撃できたのは29発だけだった。ブロウディ氏は、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島への攻撃を強化し、ここ数カ月で300超の防空施設を破壊したと成果を誇示した。



