フィリピン地震後に豪雨、土砂崩れで18人死亡 ミンダナオ島各地で被害
フィリピン地震後の豪雨で18人死亡 ミンダナオ島

フィリピン南部ミンダナオ島で、地震後の豪雨による土砂崩れや洪水が相次ぎ、少なくとも18人が死亡したことが11日、明らかになった。現地当局や報道によると、最も被害が大きかったのはミンダナオ島南部のサランガニ州で、10日に発生した土砂崩れにより10人の死亡が確認された。同州では6月8日に同島南部沖で発生したマグニチュード(M)7.8の地震の影響で地盤が緩んでおり、その後も台風9号などの影響で豪雨が続いていた。当局は地震と雨による地盤の脆弱化が土砂崩れを誘発したとみて、周辺地域に警戒を呼びかけている。

他の州でも被害拡大

サランガニ州以外でも被害が広がっている。南ラナオ州では洪水や土砂崩れにより6人が死亡、ブキドノン州でも2人の死亡が確認された。これらの州では、地震による地盤の緩みに加え、豪雨が重なり、複数の場所で土砂崩れや浸水が発生した。救助活動は続いているが、道路の寸断や悪天候により一部地域ではアクセスが困難な状況だ。

地震から1カ月超、地盤の脆弱化が影響

6月8日のM7.8の地震はミンダナオ島南部沖を震源とし、同島沿岸部に大きな揺れをもたらした。地震そのものによる被害は限定的だったが、地盤に亀裂が入るなどして不安定な状態が続いていた。そこに台風9号による記録的な豪雨が加わり、今回の土砂災害につながったとみられる。フィリピン気象局は、今後も断続的な雨が続く見通しとしており、さらなる災害への警戒を呼びかけている。

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政府の対応と今後の見通し

フィリピン政府は被災地に緊急援助隊を派遣し、避難所の設置や物資の配布を進めている。しかし、被災地域は山間部が多く、道路の寸断により救援物資の輸送が遅れているという。地元当局は、地震と豪雨の複合的なリスクについて住民に注意を促し、避難指示を継続している。専門家は、今後も地盤が緩んだ状態が続くため、新たな土砂崩れのリスクがあると警告している。

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