ノーベル賞委員会のヨルゲン・ワトネ・フリドネス委員長は10日、オスロで開かれたノーベル平和賞の関連イベントに出席後、報道各社の取材に応じ、トランプ米政権による国際刑事裁判所(ICC)への制裁について撤回を求めた。
米国の発表に「驚きはない」
フリドネス氏は「関連機関や判事たちへの攻撃を停止すべきだ」と述べ、米国の制裁措置を批判した。その上で、トランプ政権がこれまでICCを敵視してきた経緯を踏まえ、「今回の米国の発表に驚きはない。国際法の価値観を支持することがいかに重要か、ナバネセム・ピレイ氏の受賞が改めて示している」と語った。
国際司法の強化を世界の首脳に訴え
またフリドネス氏は「平和の基礎的な土台として我々は国際司法を強化し、拡大しなければならない。そのことを世界の首脳に訴えたい」と強調した。10日のイベントにはピレイ氏がオンラインで参加し、トランプ政権による制裁について「受け入れられるものではない。私は正義を追求する。ノーベル平和賞を受賞し、その思いを強くした」と述べた。