イスラエル当局は25日、占領下の東エルサレムで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するカランディア職業訓練センターに強制的に立ち入り、占拠した。ネタニヤフ首相はUNRWAに退去を命じたと声明を出した。
治安部隊が施設を封鎖
UNRWAによると、イスラエルの治安部隊50人以上が少なくとも4台の装甲車で施設周辺に展開。UNRWA職員らの施設への立ち入りを禁じ、周囲に催涙弾を発射した。子どもらは石を投げて抵抗の意思を示した。
UNRWAへの締め付け強化
イスラエル政府は、2023年10月のイスラム組織ハマスによる奇襲に多数のUNRWA職員が関わったと主張し、国内でUNRWAの活動を禁止する法律を施行した。東エルサレムにある本部施設の一部を破壊したほか、UNRWAが運営する学校や診療所の閉鎖を進め、締め付けを強化。カランディア職業訓練センターは、UNRWAが東エルサレムで運営する最後の施設だった。
国際社会の反発必至
UNRWAは「国際法で保護されている国連施設だ」と批判しており、各国の反発が強まるのは必至だ。一方、イスラエルの国会議員は今月25日、ヨルダン川西岸北部の集落にあるモニュメントを破壊する様子をX(旧ツイッター)に投稿した。モニュメントはイスラエルへの抵抗で死亡した住民らを「殉教者」としてたたえるものとみられる。



