米国のトランプ大統領は21日、ホワイトハウスで記者団に対し、イラン中部の「ピックアックス山」周辺を「近いうちに激しく攻撃する」と述べた。イランは山の地下深くに核施設を建設中とされる。
イラン軍が警告
イラン軍中央司令部は22日の声明で、「核施設を攻撃すれば、戦争拡大とみなす」とトランプ氏の発言をけん制した。
トランプ氏は具体的な攻撃時期には言及しなかった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは21日、イスラエル情報機関の分析として、ウラン濃縮に使う遠心分離器数千台が昨秋、この山のトンネルに移されたと報じた。核開発再開の可能性を示す動きとしている。
協議再開に否定的
トランプ氏はまた、イランとの協議について、「彼らは望んでいるが、有意義な会談の準備が整うまで、我々は会談する気は全くない」と述べ、早期再開に否定的な考えを示した。
米国防総省は21日、イランが攻撃したヨルダンの基地で行方不明となっていた米兵の死亡を発表した。対イラン軍事作戦で米兵の死者は計18人となった。
連日攻撃続く
米中央軍は21日、イランを11日連続で攻撃したと発表した。イランでは南部や西部のほか、首都テヘランでも防空システムの音が確認され、ヨルダンなどへの報復攻撃も続いた。
一方、イランのエスカンダル・モメニ内相は21日、仲介国パキスタンを訪問し、シャバズ・シャリフ首相らと会談した。「10日間の停戦」とされる提案を協議した可能性がある。



